節分 三上山から鬼さんがやってきた!
1月の終わりごろ、広場の木に何かがくくりつけてありました。
見てみると三上山の黒鬼と赤鬼からの手紙でした。
「2月3日に保育園に遊びに行くぞ」と書いてありました。
節分には毎年鬼さんがやってきます。子どもたちはドキドキしながらこの日を迎えました。
ホールに集まって大好きな「鬼のタンゴ」のダンスを踊っている時に、「ドンドンドンドン!」と
窓をたたく音がして、鬼さんがやってきました。
ことしもきたぞー
子どもたちは怖がって、棚の後ろに隠れたり、大人にしがみついたりしていました。
鬼さんは「一緒に相撲がとりたい」と言います。でも怖くて誰も前に出ません。
おにさん こっちみてる・・・
ひっ・・・・・
では大人がやってやろうということで子どもたちの大きな声援を受けながら相撲を取りました。
結果は勝ち!子どもたちも大喜びです。
鬼さんは悔しかったのか、なかなか山に帰ろうとしてくれないので園長がイワシを持って退散させてくれました。
鬼さんが帰った後1枚の紙切れが落ちていて、そこには「北北西」と書いてありました。
今年の恵方を教えてくれたようです。
この日の食事は特別メニューの手巻き寿司でした。自分で好きな具材を選んで巻いて、
北北西を向いて食べました。「お願い事をしながら食べるんやで」と台所さん(給食室)が教えてくれました。
げんきいっぱいあそべますように(祈)・・・
4歳児の女の子の、目を閉じてお願い事をしながら一口一口かみしめながら
食べている姿がかわいらしかったです。
ただ鬼が怖い行事ではなく、日本の昔からの文化に、意味があることを伝えながら
日本の伝統を伝えていきたいと考えています。