心かよう手当て
ぎおうの里の入居されている利用者さんで、毎日ご主人が面会に来て下さる、岩田啓子さんという方がおられます。
夕方にはご主人が毎日面会に来て下さり、約1時間かけて手足のリハビリをされます。
入所して早6年の月日が経ちましたが、その光景は我々入居の職員の中でも日常の光景となっています。
そのリハビリの風景を見ていつも思い出す言葉があります。
怪我等の処置の言葉として『手当て』という言葉です。
言葉通り、手を当てるということが語源ですが、他人の手のぬくもりは傷だけでなく、心も癒す力があると思います。
毎日のリハビリを通してご主人と啓子さんはお互い癒されているような気がします。