第1種社会福祉事業について
第28回 社会福祉士国家試験 問題119
社会福祉法人の制度に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
- 社会福祉法人は、社会福祉事業と公益事業以外を行ってはならない。
- 非営利組織である社会福祉法人は、自主的に経営基盤の強化を図る必要はない。
- 社会福祉法人には、出資持分が認められている。
- 社会福祉法人が解散した際の残余財産は、社会福祉法人その他の社会福祉事業を行う者又は国庫に帰属する。
- 1つの市の区域のみを事業の対象とする社会福祉法人の所轄庁は、都道府県知事である。
正解は…④だそうです
まず…この過去問を解いた時、①にある「社会福祉事業って」となりました
いろいろ知らない用語が出てきて、問題に記載されている用語を理解するのに一苦労です
社会福祉事業を調べてみると…、第1種社会福祉事業と第2種社会福祉事業に分かれているそうです
~以下、厚生労働省のホームページより要約です~
第1種社会福祉事業とは利用者への影響が大きいため、経営安定を通じた利用者の保護の必要性が高い事業
(主として入所施設サービス)。経営主体は行政及び社会福祉法人が原則で、都道府県知事等への届出が必要。
第2種社会福祉事業とは比較的利用者への影響が小さいため、公的規制の必要性が低い事業(主として在宅サービス)。
経営主体は制限なし。すべての主体が届出をすることにより事業経営が可能。
とありました
あやめの里は利用者さんへの影響が大きいとされている第1種社会福祉事業の特別養護老人ホームを運営しており、
ユニットケアを行っている特別養護老人ホームです
あやめの里の経営母体である「社会福祉法人 野洲慈恵会」の理念は「一人ももれずに、住み慣れた地域で、
その人らしく豊かに共に生きる」なのですが、その理念に則り、それぞれの利用者さんに自室があり、
食事は各ユニットにある食堂の机を囲んで取られたり、お部屋で食事をされている方がいらっしゃったり
様々です
「その人らしく」生活するには、ほっととできる安全基地のような場所があるのが大切だと思うのですが、
あやめの里では「その人らしく」生活するために自室があり、家庭的な雰囲気の食堂があるんだなぁと思っています
各ユニットの食堂では、利用者さんのご飯を炊いたり、調理場で調理されたおかずをお皿に取分けたりしています
ご飯前にユニットの食堂にいると、ご飯の炊ける匂いやおかずを取分けるための茶碗の音が聞こえ、家のリビングで
ご飯を待っている気分になります
あやめの里でのこんな状況を思い浮かべ、第1種社会福祉事業(主として入所施設サービス)とは経営安定を通じた
利用者の保護の必要性が高い事業としてされていることがよく理解できました
こんな感じで、日々の業務と社会福祉士の受験勉強がどう繋がったかをで綴っていけたらと思います
また、それと同時にあやめの里のこともご紹介していけたらと思います