福祉計画について
先日、とある会議に参加する機会を頂きました
そこで、ショートステイや特別養護老人ホーム、デイサービスの稼働率についてお話がありました
ショートステイの稼働率に例えると、ショートステイのお部屋が10部屋あり、毎日、ほぼ8部屋利用されていたら、
稼働率は80%になります
そのお話を聞いて思ったことは…例えば、10部屋のうち、2部屋が余っていると言うことは、2部屋分の社会資源が
常に余っているんだなぁ、と思いました
それぞれのサービス(ショートステイ、特別養護老人ホーム、デイサービス)は大切な役割を果たしており、
それらのニーズは高いと考えられ、それらのニーズをサービスに繋げるのも社会福祉士の仕事なんだなぁと、
ん、ん、でも…いくつかのはてなが頭に浮かびました
はてな
ニーズはありそうだけど、この地域にどれくらいのニーズがあるんだろう要介護認定を受けていらっしゃる方で、
どれくらいの方がどんな介護サービスを必要とされているんだろう
はてな
例えば、もしもショートステイが常に2部屋空いているという状況があるとするならば、どうしてニーズが
サービスに繋がっていないんだろう
ここまで考えて…あっそういえば社会福祉士の勉強で
市町村地域福祉計画とか、市町村老人福祉計画、市町村介護保険事業計画などがあったなぁと
市町村老人福祉計画は市町村介護保険事業計画と一体のものとして策定されなければならない。
とされていたなぁと。
地域の課題や現状を知るためにも、それらの計画に目を通さなければと思いました
これから読みたいと思います
ここで、福祉計画に関する過去問を1つ
社会福祉士国家試験 第28回
問題47
次の福祉計画などの決定事項に関する記述として、正しいものを1つ選びなさい。
- 市町村老人福祉計画では、市町村介護保険事業計画に定められている事項を勘案する必要はない。
- 市町村地域福祉計画には、社会福祉を目的とする事業に従事する者を資質の向上に関する事項を定めるものとされている。
- 市町村障害福祉計画には、障害福祉サービス、相談支援及び地域生活支援事業の提供体制の確保に係る目標に関する事項を定めるものとされている。
- 市町村子ども・子育て支援事業計画には、子どものための現金給付に関する事項を定めるものとされている。
- 市町村介護保険事業計画には、介護サービス情報の公表に関する事項を定めるものとされている。
正解は…3だそうです
<解説(中央法規出版株式会社 2017社会福祉士国家試験過去問解説集より一部抜粋)>
- 市町村老人福祉計画では、老人福祉事業の量の目標を定めるに当たっては介護保険法第117条第2項第1号に規定する介護給付等対象サービスごとの量の見込みと、第1号訪問事業および第1号通所事業の量の見込みを勘案しなければならないとされている。(老人福祉法第20条の8第2項および第4項)
- 市町村地域福祉計画に定めるべき事項には、社会福祉を目的とする事業に従事する者の資質の向上に関する事項はない。選択肢にある事項は、都道府県地域福祉計画に定めるべき事項である。
- ○
- 市町村子ども・子育て支援事業計画に定めるべき事項には、子どものための現金給付に関する事項は含まれない。
- 市町村介護保険事業計画に定めるべき事項には、介護サービス情報の公表に関する事項は含まれない。①各種条件を総合的に勘案して定めた区域ごとにおける各年度の認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護および地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護にかかる必要利用定員総数と、その他の介護給付等対象サービスの種類ごとの量の見込み、②各年度における地域支援事業の量の見込み、とされている(介護保険法第117条第2項第1~2号)。