毛糸で自分のカバンを作る子どもたち
園庭の木々が色鮮やかに色づく中、子ども達は、織機を使って
毛糸でオリジナルのカバン作りに精を出しています。
ある「おうち」(クラス)がやっているのを見て、次々に「わたしも・ぼくも」と、
今ではどの「おうち」でも3歳児~5歳児までの子ども達が、数人が輪になっておしゃべりを
しながら、時には仲良しのお友達と、また一人で黙々と事務所やテラスなどで手を動かしています。
少しずつ編み上がっていくことがうれしく、途中で毛糸の色を変えるのも楽しみです。
初めの1つは自分の「カバン」ですが2つ目から家族の分をと、家族が喜んでくれる顔を
思い浮かべながら編み進めています。
5歳児の編み方はさすがです。細い毛糸を使いこなし、編み目がしっかり詰まった織り方です。
す・て・き♪ でしょう
5歳児のYちゃんは、2つ作り、一つは大好きなおばあちゃんにあげました。
肩からかける紐の長さを決めるときのモデルは、おばあちゃんと同じぐらいの
年齢の園長が選ばれました。
次の日、おばあちゃんに喜んで頂いたことを報告しに来てくれたYちゃんです。
「いつも使っているカバンは腰にあたって痛かったけど、これならちょうど良い」
とおばあちゃんに喜んでもらったことを、目を細めながら話してくれました。
「こうやってやるんだよ~」
「ふ~ん わたしもやりたいなぁ・・・」
かばん作りからマフラー、帽子など冬の季節には、子ども達の「編む」遊びが伝承されていくきたの保育園です。