やまももジュースをつくったよ!
毎年、6月中旬ごろになると、保育園の駐車場の花壇に
赤い実をたくさんならす木があります。
それは、やまももです。
子どもたちは、実のなる木が実をつけていることに気付く天才です。
やまももの実が赤くなり始めた頃に誰かが見つけてはとって食べ、
それが園全体の子どもたちに広がっていきます。
「赤い色のやつより、黒いやつのほうが甘いねん」
「大きい実のほうがおいしいで」と
“おいしいもの”を見定める目も確かです。
今年は、やまももの実が豊作でした。
「ジュース作りたい!」という子どもの声もあったので、
やってみたい子を集めて、やまもも大収穫&ジュース作りをしました。
獲物を狙う目は真剣そのもの
「どう?まだやまももある?」
ビニールシートを木の下に敷いて、ゆさゆさと枝を揺らすと、
ざらんざらんと実が落ちてきます。
「うわ~!」と子どもたちも大興奮。
僕もやってみたいと木に登って揺らしてくれる子、
落ちた実を一生懸命集めてくれる子、
自分のビニール袋に質のいい実だけを厳選して集める子…(笑)
たくさん集めたやまももは、きれいに水で洗って
、一人ひとり袋に入れて、もみもみつぶしました。
種を除いて砂糖を少し入れて鍋でグツグツすると、
やまももジュースの原液のできあがり!お砂糖の加減はどうかな…?
「いっぱいとれたなぁ~」
「こうやってするんやで」
「うわ~いっぱい」
「やまもものにおいする~」
お味見うれしいな「うん、おいしい!」
できたジュースは、その日のおやつの時間に飲みました♪
すると「めっちゃおいしいし、お母さんたちにも飲ませてあげたいな~!」
という子がいたので、
お迎えに来た保護者の皆さんにも、少しずつ振舞うことにしました。
何人かの子が「ぼくがジュース屋さんするわ」と、
お迎えに保護者が来るたびに「どうぞ」と渡してくれていました。
「おいしいね」「何のジュース?」と聞かれると「やまももジュースやで!」
「こうやってこうやってな…作ってんで!」とうれしそうに話していました。
この時期しか味わえない季節の味を、園全体で、
子どもも大人も、存分に味わい楽しむことができたジュース作りでした。